意外かもしれませんが、深爪を治すには爪よりも先に手全体の手荒れを直す必要があります。
深爪の方のなかには爪に自信がないばかりに手に関することはすべて避けている、という方も多いのではないでしょうか。
「人前で手を触りたくない」「ハンドケアはやりたくない」と思っていらっしゃる方も、手肌をキレイにすれば深爪克服の大きな第一歩になります。どうぞ、勇気を持って取り組んでみてください。
1つずつご説明しますね。
オイルで保湿・ささくれ(さかむけ)を治す
深爪で悩んでいるみなさんの中には、指のささくれ(さかむけ)がまず最初に気になって、そのついでに爪を噛んだりめくったりしてしまう、という方も多いのではないでしょうか。
私がまさにそうだったんです。
爪のまわりの皮がめくれるのが気になっていじっているうちに、皮膚の皮をはぎ、爪を噛み、爪が指の肉から浮き上がってくるようになって、さらに噛む、という悪循環だったんですよね。
これは深爪だったころの私の指。
ささくれを剥いては血が出る、ということを繰り返していて、手の指先の皮膚が膨れ上がっていつも赤く、ガサガサでした。
爪を伸ばすには、まず指全体をケアしてこのささくれを治すことから始めなくてはいけません。
ささくれ(さかむけ)が治れば、指周りが気になる回数が減り、気になって気になって仕方が無くなってやっぱり爪をいじってしまう、という精神的悪循環を防げます。
オイルを使ってハンドケア・ネイルケアをするのは深爪治療の基本的な第一歩です。
ハンドクリームでも良いのですが、できれば、爪にも浸透し爪を丈夫にしてくれるオーガニックオイルの方がおすすめです。
深爪さんのためのハンドケア法
オイルをつかってどのようにケアするのか簡単にご説明しますね。
詳しいことはこちらの↓本に詳しく書かれているので参考にしてください。
①ハンドオイル・ハンドクリームを爪の間まで浸透するように塗ります。
爪と指の間からオイルを垂らし、爪の間すべてに浸透するまで待ちます。
爪とお肉との間すべてに行き渡らせるのがポイント。
②塗ったら爪と指をそのままマッサージ
爪の間にオイルが行きわたったら、そのまま爪と指をマッサージして血行を促進します。
爪にもオイルが浸透して爪が丈夫になりますよ。
③べたつきが気になる時は、水で乳化して
このままでも良いのですが、手のべたつきが気になる方は、水を少し手に取ってオイルを乳化して手にすり込んでしまいます。
私はスプレーでシュッシュと水を吹きかけていますが、洗面所でオイルをつけてそのまま水道の水をチョイとつけるとか、トイレで手を洗ったそのままの手にオイルをつけて乳化するとか、いろんな方法で試してみてください。
このお手入れを1日に5回以上繰り返します。
トイレに行って手を洗ったら洗面所で必ずオイルをつけるとか、テレビを観ながらオイルをつけるとか、自分の中でリズムを作って行えば1日5回なんてすぐです。
できれば、指先の衝撃吸収と血行促進・保湿ケアのために、オイルをつけた後で綿の手袋をされるのもおススメです。
私は自宅で仕事をしていますので、仕事をしている間、夜寝るときは綿の薄い手袋をしています。
オイルをつけた後でもべたつきが気になりませんし、ポカポカと暖かく、おすすめです。
夜寝る前にたっぷりとオイルをつけて、そのまま手袋をして寝るだけでも、血行が促進され爪とお肉がくっつきやすくなって効果がありますよ。
是非お試しください。
ハンドオイルの選び方、使い方、おすすめのオイルのご紹介など、ハンドケアの詳しい方法についてはこちらのページで詳しくご紹介していますので、よろしかったらご覧ください。
ゴム手袋を使う・手を洗うたびにケア
水で手が濡れるということは、手にとって大きなストレスになります。
特に、食器洗いの洗剤やお掃除用の洗剤は、汚れと一緒に手の潤いも落としてしまうので直接手に触れると手がガサガサになってしまいますので、ゴム手袋は必須です。
私は食器を洗う時だけでなく、洗濯物を干す時などにも使っています。
特に冬場は手が乾燥するうえに、インフルエンザ予防などで手を頻繁に洗うので手がガサガサになりがち。
しっかりとゴム手袋でガードして、手の乾燥を防ぎましょう。
また夜寝る時にたっぷりとオイルで保湿してから綿100%の手袋をして寝るのもおすすめです。
朝起きた時に指先がしっとりしていてささくれが治っていますよ。